外食企業決算まとめ【2024年3月期-上場62社】

決算概況

・単位は円です。
・Δは前年差、% Δは前年増減率になります。
・”評価”は売上高と営業利益の前年差異に対するものです。
・数値は各企業が公表するIR情報によるものですが、当ホームページの掲載数値に関して情報の正確性、信頼性、完全性を保証するものではありません。

通期決算企業（45社）概況

ファストフード（10社）決算概況

• ファストフード通期決算企業の10社は1社を除き増収増益となりました。トリドールや松屋フーズをはじめその多くはコロナ前を超える売上・利益に成長しています。
• これらのうちワイエスフードは増益し黒字転換となったものの、店舗数を減らしていることで減収となっています。

カフェ・定食（2社）決算概況

• 定食の大戸屋は増収増益、売上利益ともにコロナ前の水準を超えています。
• 銀座ルノアールも増収増益で黒字転換となりました。しかしこちらは未だ売上利益ともコロナ前には届かない水準です。

ファミリーレストラン（7社）決算概況

• ファミリーレストラン7社は各社増収増益となりました。サトレストランシステムズは4期ぶり、グルメ杵屋は5期ぶりの営業黒字となっています。
• ジョイフル傘下となったフレンドリーはわずかに営業赤字となっています。

居酒屋（9社）決算概況

• 居酒屋9社は1社を除き増収増益となりました。チムニーをはじめ多くの企業がコロナ禍以来の黒地着地となっています。
• これらのうちAPホールディングスは未だ大きな営業赤字となっており、自己資本比率も2％と低水準にとどまります。

寿司・焼肉（6社）決算概況

• 元気寿司はコロナ禍を通じて業容を拡大しており増収増益、営業利益率は8％近くあり回転寿司各社の中でも特に高い水準を誇ります。
• 焼肉各社は為替影響を受けやすい業種ですが各社増益、営業黒字となりました。

ディナーレストラン（5社）決算概況

• ディナーレストラン5社は各社増収増益となりました。木曽路とひらまつについては営業利益で黒字転換となっています。
• 木曽路、ひらまつは営業利益で黒字転換となったものの、2社とも店舗減損など特別損失を計上しており、純利益では低水準にとどまっています。

多業態ほか（7社）決算概況

• 売上高１兆円を見込むゼンショーのほか増収増益企業が並びます。
• コロワイド、JFLAホールディングスは黒字転換、アトムは増益ながら営業赤字となりました。

※ フジタコーポレーションおよび海帆は連結決算への移行に伴い前期比がございません。

第3四半期決算企業（5社）概況

• 第3四半期決算の5社は各社増収増益、物語コーポレーションはコロナ前の倍に迫る売上、利益となっています。
• 一方でSANKO MARKETING FOODS、かんなん丸の2社は増益ながらも未だ営業赤字が継続しています。

第2四半期決算企業（2社）概況

• 第2四半期決算の2社はいずれも増収増益となりました。
• FOOD &LIFE COMPANIESは既存店の売上が堅調に推移したこともあり、すでに前期通期の営業利益高を超えて推移しています。

第1四半期決算企業（10社）概況

• 第1四半期決算企業各社は日本マクドナルドをはじめ増収増益企業が多く並びます。このうちすかいらーくとフジオフードはコロナ禍以来の黒字転換となりました。
• 一方で小僧寿しとペッパーフードは営業赤字が継続しており、資金調達や資本政策に苦慮した様子が伺えます。

※ 魁力屋は新規上場企業のため前期比がございません。

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企業別既存店前年比推移(13ヶ月)

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