イントロダクション
これからの10年間のために
時代環境は刻々と変化しています。特に我々のような労働集約型の産業では人手不足対策と併せて働き方改革も急務です。
勿論、結果としての業績も向上させなくてはなりません。
そしてその中心は、人づくりと仕組みづくりです。それは、人と仕組みで店と会社を元気にし強くすることです。
これからの10年間のためにも、これらを構築しながら変化への対応を図ることが大切になります。
情熱塾
私は、経営とは学びと気づき、それに、実行が何より大切だと考えています。
それは、新たな学びと気付きが新たな行動につながるからです。
そして、その新たな行動が新たな成長への道のりを歩むことになるのです。
今回の情熱塾がその一助になれば幸いです。
プロ店長への道(プロフェッショナルレストランマネジャー)
時代は、仕事の進め方に変化を求めています。
それは、今までのように常に上からの指示を待つのではなく、自らが考え、自らが高い目標を掲げ、そして、自らが挑戦するという、そんな店長像です。
これには、経営者としての考え方や、問題点の分析・対策の判断といった本来の店の主としての基本姿勢と積極的な行動が基本になっています。
こんな店長こそが私どもの目指している真の店長像で、そういう店長をプロ店長と呼んでいます。
そんなプロ店長へのスタートは、仕事の目的の確認です。
それは、お客様の満足と感動を得ることであり、お客様の立場に立って考え、そして、お客様の立場に立って行動することです。
次に、目標と結果の確認があります。
それは、仕事の目的のもとに、自らが高い目標を掲げ、自らの力で挑戦し、そして、その成果についての確認と分析を繰り返しながら自店舗を成長させてゆくことです。
全てのスタートは自分磨きです。
それは、大きな夢とお客さまを大切にしていくサービスマインドを持って、どんどん実力をつけ、お店を成長発展へと導くことが出来るプロ店長を目指すことです。
そのためにも、常にお客さま最優先の哲学を自らが実践し続け、さらなる成長のために知識と経験を積みながら自分磨きを高めることです。
そして、健全な肉体と精神、そして、店舗マネジメントを身につけることで、プロ店長への道を歩み続けることです。
今回の情熱塾・プロ店長養成講座へのご参加が、そんなプロ店長を目指される皆様の成長の一助になれば幸いです。
我々ビジネスパーソンの勉強とは
我々ビジネスパーソンの勉強は、「何を学んだのか」「何を知ったのか」「何を聞いたのか」ではありません。
大切なことは、新たに得た情報や知識を生かして、いかにして何を変化させたかでその評価が決まります。
つまり、以前と違った良い変化を生み出すことに大きな意義があります。
それが我々ビジネスパーソンの勉強というものです。
特にこれからの時代は、たとえ組織で働く一員であっても、一人ひとりがプロとして、会社にどのような貢献をしたのかが問われます。店長の仕事であれば、結果としての売上高と利益をどう変化させたかと言うことです。
経営とは結果であり、良い結果を出した時だけその努力が認められます。
「一生懸命やっている」という精神論で評価されるものではありません。
プロとは、そんな自分の力で結果を出せる人たちのことを言います。
そのためには、自分自身の知識と経験を常に充足しながら、真の実力を身につけていくしかありません。
ただ単に、店長を長くやっていると言うだけで実力が高まるわけではありませんし、知識だけを身に付けたからといって実力が高まるわけでもありません。
大切なことは、知識を充足しながら経験を積んでゆくことです。
つまり、理論武装しながら実践行動を繰り返すことで自分自身の実力を高めてゆくということです。プロへの道とは、そんな自分自身を磨き高め、そして、その仕事を極めてゆくことです。
夢への挑戦
Challenge3カ条
2.時代環境の変化に挑戦しよう!
3.自己変革に挑戦しよう!
改善・改革の基本精神5カ条
2.できない理由より、出来る方法を考えよう!
3.いい事はすぐにやろう!
4.悪い事はすぐに止めよう!
5.改善改革は無限である!
自分を変えろ!
2.自分を変えろ!自分が変われば業績が伸びる!
3.自分を変えろ!自分が変われば自分の将来が変わる!
三省
2.今日一日我社の信用を高める上に誤りなかりしか
3.今日一日学ばざること教えざることなかりしか
理想と進歩7つのステップ
1.理想あるものは、目標あり
2.目標あるものは、計画あり
3.計画あるものは、行動あり
4.行動あるものは、結果あり
5.結果あるものは、反省あり
6.反省あるものは、進歩あり
7.進歩あるものは、理想あり
情熱塾 目次
(随時更新予定)
第3部 スタンダードとマネジメント
第4部 損益計算書
第5部 フードコストコントロール
第6部 レイバーコストコントロール
第7部 その他のコストコントロール
第8部 マネジメントサイクル
第9部 組織づくり
第10部 トレーニング
第11部 コミュニケーション
第12部 サービスマネジメント
第13部 マーケティング
第14部 プロモーション
第15部 マネジメントツール
謝辞
故五十嵐茂樹氏の生前のご厚意に深く感謝いたします。
また五十嵐由美子様におかれましてはテキストの提供ならびに掲載の許可をいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。